課題:クライアントに提案する前に、自分たちの手で確かめておきたかった
ーー なぜ自社でアカウントを運用したのでしょうか。
Nexum 担当
ショート動画は、トレンドが変わるスピードが非常に速い領域です。書籍や他社の事例で語られている「型」が、半年後にはもう通用しないということが普通に起こります。
クライアント様の運用をお預かりする以上、聞きかじった知識で提案するわけにはいきません。自分たちでアカウントを持ち、投稿し、数字が動く/動かないを体験しておく。そのための検証の場として、自社アカウントを立ち上げました。
ソリューション:元医療従事者をモデルに立て、日常で試せる情報に絞って発信
ーー どのような設計にしたのでしょうか。
Nexum 担当
元医療従事者の方と共同運用という形を取り、その方にモデルとして出演していただきました。健康というテーマは関心を持つ人が多い一方で、発信者が誰なのかによって受け取られ方が大きく変わります。バックグラウンドのある方に立っていただくことが、この領域では重要だと考えました。
実際に運用したアカウントがこちらです。
うさぎ先生|血圧下げます(@rabbit_ketsuatsu)
発信する内容は、1日1分でできる運動やツボ押しなど、見たその場で試せるものに絞りました。情報として正しくても、実行にひと手間かかる内容は最後まで見てもらえません。
ーー 運用してみて分かったことはありますか。
Nexum 担当
同じテーマでも、冒頭の数秒の入り方だけで再生数が桁で変わります。単一の動画で110万回以上再生されたものもあれば、同じ内容を別の構成で出して伸びなかったものもありました。
この「何が効いて何が効かないか」の感覚は、実際に自分で投稿を重ねないと身につきません。検証として運用した価値は、まさにここにありました。
成果と今後:1年でフォロワー1万人を突破、知見はクライアント運用へ
ーー 成果を教えてください。
Nexum 担当
1年間の運用でフォロワーは1万人を突破し、累計のいいねは7.7万まで伸びました。認知拡大という当初の目的は達成できたと考えています。
アカウント自体は現在、運用を停止しています。検証としての目的を果たしたためです。そのため、現在ご覧いただけるフォロワー数は運用当時のピークより少なくなっています。
ーー 今後はどう活かしていくのでしょうか。
Nexum 担当
ここで得た知見は、クライアント様のアカウント運用や広告クリエイティブの制作にそのまま反映しています。オーガニックで伸びる構成と、広告で獲得につながる構成は必ずしも同じではありません。その違いを自分たちの手で確かめられたことが、いちばんの財産になっています。
